
映画『国宝』レビュー|映画館で観るべき!狂気に満ちた芸への想い
何かと話題になっている、映画『国宝』。
歌舞伎は観たことないし、男前の俳優2人(吉沢 亮さん、横浜流星さん)が出ている映画で、ファンが観に
行くような映画なんだろう(失礼)と軽く考えていました。
そんな私が観に行くことになったきっかけ。
何事にも冷静で、簡単に褒めることの少ない友人が絶賛していたため、気になって観てきました。
結論、、、めちゃくちゃ面白かった!!!
邦画自体あまり観ないのですが、これは久しぶりにクリティカルヒット。
長尺にも関わらず、展開がスピーディーであり、先の読めないストーリで
緊迫感を感じながらの3時間でした。
スクリーンの中の”歌舞伎の舞台を観ている観客”と同じように思わず拍手してしまいそうになる臨場感、
吉沢 亮さん演じる喜久雄の舞の美しさと壮大さは圧巻でした。
芸への高みを極める過程には決して綺麗ごとではすまされない、
人間の意地汚さや裏切り、嫉妬や憎悪が描かれていて、その上であの美しさが成り立っていると思うと
伝統芸能の重みを感じせざるを得ない。
印象的なのは小野川万菊役の田中 泯さん。
この方の存在感は凄まじかった。。。
この役を演じたのは誰なんだろう?と検索したくらい、とてもオーラのある存在でした。
この映画はテレビで見るのはもったいない。
映画館の中で、あの映像美と音楽、魂が込もった演技に没入してほしい。
興味のある方は是非、劇場で濃密な3時間に魅せられてください^^
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